どうもこんにちは。
金沢市・野々市市の分譲マンション売買仲介専門のイエステーション金沢入江店合同会社ライトフの張本です。
今日の金沢は、『雪』。
この日記を書いている現在も外には雪がちらついております。
さて、本日は2020年の石川県の中古マンション市場についてデータから私の考えを書きたいと思います。
中部圏不動産流通機構のデータによると2020年の石川県での中古マンション取引件数は、233件。
ちなみに2019年は204件でしたので約14%取引件数が増えました。
昨年は、コロナによる緊急事態宣言があり、取引件数が減った月もありましたが、年間を通しての件数は過去5年間を見ても一番多い年でした。
取引されたマンションの平均価格は「1532万円」、2019年が「1560万円」でしたので若干さがっております。
このデータを見るとコロナの影響もなく今後も大丈夫のような気がしますが、私は、これからの不安要素が別の部分のデータからあると推測しております。
2019年のデータでは、年間の新規売出件数が206件あり、204件の取引がありました。
2020年では、年間売出件数が300件あり、取引件数が233件ありました。
つまり、何を言いたいのかというと売りたい方が買いたい方よりも増大しているということです。
不動産市場では、価格を左右するのが需要と供給です。
データを見る限り2020年は市場の在庫が大きく増えているということです。
過去5年間のデータを見ると取引件数と売出件数が大体同じなのに対し、2020年は、売出が大きく増えている。
これまで、石川県内の中古マンション価格は、北陸新幹線開業に伴って順調に伸びてきました。
しかし、2019年よりも2020年の取引された平均価格が若干下がったことからも読み取れますが、価格上昇の頭打ちが来たのではないかと思います。
これからコロナがどの程度、私たちの生活に影響を出すかはわかりませんが、今のままの状態が続くと2021年は、もしかすると2019年から2020年の価格下落よりも大きな価格の下落が起こるかもしれません。
ワクチン接種が始まって、我々の生活環境が戻り、以前のような平穏が取り戻せた場合には、また変わるかもしれませんが、未来のことは誰もわかりません。
とにかく、データを見る限りでは、取引価格の平均が過去5年間上がり続けていた数字がとうとう下がったということは事実です。
これらをどのように考え、販売戦略を立てるかが、私たち不動産業者に今後求められるものだと思います。
※中部圏不動産流通機構の中古マンション(石川県)成約・在庫価格推移を参考にしております。
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